超臨界流体染色とは超臨界流体(CO2)を染料の媒体として
染色プロセスを完了させる環境配慮型技術です。
物質が臨界温度と臨界圧力を超えた状態になると気体と液体の両方の特性を併せ持つようになります。これを「超臨界流体」と呼びます。
二酸化炭素(CO2)は最も一般的に使用される臨界流体であり、臨界温度は31.1℃、臨界圧力は7.38MPaです。
超臨界CO2は液体に近い溶解力があり疎水性染料を溶解させます。
気体のような優れた浸透力を併せ持つため染色効率が高く繊維の奥深くまで浸透します。
高温高圧下で超臨界二酸化炭素(CO2)に染料を溶解させ、染料分子を繊維内部へ効果的に拡散、浸透させます。
高い生産再現性を実現
ビームが釜に装填され超臨界染色を開始します。
染色媒体として超臨界CO2を使い、プロセス全体を通じて水は1滴も使用せず、排水は全くありません。
重要な点は染色が開始してから終了するまで全ての工程が完全自動生産システムにより制御されます。ヒューマンエラーがなく安定した量産化が可能です。
染色後に仕上げ加工が可能です。風合い、機能性の付与、ヒートセット等により顧客のニーズに応じて柔軟に対応できます。
全工程を終了した製品は品質検査を
経て梱包、入庫、出荷へと進みます。
色替えでのコンタミを防ぎます
95%以上のCO2を回収して再利用。
超臨界染色では染料が超臨界状態の二酸化炭素に直接融解するため染色助剤は不要です。
超臨界状態では染料が繊維の奥深くまで浸透するため、従来の染色方法と比較して洗濯堅牢度及び摩擦堅牢度が大幅に向上しています。
超臨界染色は従来の染色に比べて排水や乾燥工程が排除できるため大幅なエネルギー消費量の低減を実現しています。
脱水や乾燥といった工程を排除することで生産プロセス全体の劇的な簡素化を実現しています。
色替え時において釜内はクローズドループ型水循環洗浄システムにより自動洗浄され、色のコンタミや交染不良を排除します。
洗浄水はシステムを通じて外部へ排出されることはなく、クリーンで汚染のない製造プロセスを実現できます。